幼稚園時代を振り返ると様々な思い出がよみがえってきます。母の作ってくれた小さなお弁当箱をかかえて兄と2人で医院の自宅から道草しながら通ったものでした。自分の楽しかった幼稚園時代を同じように体験させたくて、我が子も孫たちも聖和学院幼稚園に通い、今もなおとても楽しかったと言っています。
聖和学院幼稚園を卒園し、現在は父の跡を継ぎ医学の道に進み、研修医をしています。私と同じように妹も弟も聖和に通い、現在従弟も在園しています。幼稚園時代の一番の思い出は、クリスマス祝会の聖誕劇で博士の役をしたことです。クラスの友だちに「博士、博士」と呼ばれたことが、今ではとても楽しい思い出となっています。
私が卒園して50年近くになりました。子どもたちは卒園後もご縁があり、長女は聖和学院中学校・高等学校を卒業後筑波大学に進学、次女も聖和学院中高でお世話になっております。時折学校を訪れると、教室から園児たちの元気な歌声が聞こえ、とても懐かしく思います。幼稚園時代は英語での挨拶やドイツ語で「喜びのうた」を覚えて家族に披露したりと驚きの連続でした。私たちが今日あるのは、聖和学院幼稚園で人間形成の基礎をしっかり築いてくださったおかげと深く感謝しております。
私の一番の思い出は茶道です。お抹茶とお菓子をいただける嬉しさはもちろんのこと、先生のように美しい作法、正座そして姿勢を保とうと一生懸命だったことを覚えています。お点前の方に対する「頂戴します」や隣のお友だちに対する「お先に」など、子どもながらに思いやりや感謝の心を学んでいました。これをきっかけに6年後、聖和学院中学校に入学してから茶道部に入部。幼中高の茶道の時間で培った姿勢は社会人になった今でもお褒めの言葉をいただく、生涯の宝物です。
聖和学院幼稚園聖和会(保護者の会)が作成されました。
こんな幼稚園です